エーリッヒ・フロム著 『愛するということ』

 

第1刷が1991年ですから、既にお読みになった方も多いかと思います。

 

愛とは。愛するとは?漠然とした疑問を持たれる方に迷わずにお勧めできる一冊。現代語訳となっていて私たちにも読みやすい文体です。

 

愛するという問題は、愛される問題ではない。愛するとは能力ではなく、技術であり知力と努力が必要だ、

 

と、書いてあります。

 

厳しく感じるかも知れませんが、能力ではない、技術なのだから誰もが出来るようになる、練習すればするほど上手になるよ、誰もが誰かを愛することが出来るんだよと、フロムの人間への愛があるように感じます。

 

この本では愛する対象は他者ですが、自分自身を愛することに置き換えて読むことも出来ます。

 

ご興味がありましたら、是非一度手に取ってご覧になってみてください。

愛と感謝を込めて
ルーム・ソル 小坂田 恵理