趣味の和裁教室での新年会があり、着物で参加してきました。
それぞれ個性豊か。褒め合いの言葉が飛び交い、美味しい料理と、歴史ある日本旅館の情緒ある雰囲気。
初対面でも興味が共通すれはすぐに盛り上がりるのは子供だけではありませんね。
とても良いひと時でした。
私は若いころ、楽しい思い出を作るのが出来ませんでした。
友人と出かけてそのときは楽しくても、帰って来てから自分の発言や行動にダメ出しをするように反省ばかりして、つまらなかった思い出にしてしまっていました。
和裁の先生は今年米寿をお迎えになられ、今尚、現役で仕事をしています。仕事ではなく楽しいことなんだとおっしゃっています。
針仕事は肩が凝りそうですし、座っているので腰も痛くなりそうですが、先生からは肩が痛いとか足が痛いとか、そんなことは一言も聞いたことがありません。愚痴もおっしゃることなく、まったく健康でいつもニコニコされています。
先生は、小さい頃からお母さんに教えられ針仕事を覚え、結婚し子供が出来てから本格的に勉強し資格をとり、高度成長期からバブル時代まで仲間と共に駆け抜けるように仕事をしてこられたそうです。
ただちょっと縫っただけでも大変褒めてくれたお母さんのこと。
仲間と共にとにかく頑張ってた頃のこと。
お話をされるときの先生はより一層嬉しそう。
一針一針、楽しい思い出を縫ってこられたような、今、だからこそ楽しい毎日なんだろうな。
とかってに思うのです。
一針一針
一瞬一瞬
毎日毎日
どんな想いを連ねていくのか。
今からでもちっとも遅くはない。
これからです。
学びの毎日。ありがたいです。
愛と感謝を込めて