カウンセリングが終わるころには、来訪者さまのお顔には赤みがさし、表情も穏やかになります。

 

身体も力が抜けて呼吸は深くなり、椅子に沈み込むように座っています。

 

 

心は本能、無意識。

生命維持のカギとなる自律神経も同じ。

 

心と体の問題は双方に深く影響します。

 

 

例えば。

 

~しなくてはいけない

~であるべき

 

という自分を緊張させる無意識の命令は逃走闘争本能を呼び覚まし、交感神経を優位にしていきます。

24時間365日、体はいつでも戦い、または逃げられるようにと、緊張していた。

 

 

その命令をしていたのは誰だったのでしょう。

 

ずっと自分を戦わせていたのは誰だったのでしょう。

 

自分自身を傷つけていたのは誰だったのでしょう。

 

それを止めて差し上げられるのは本当は誰だったのでしょう。

 

自分を助けてあげなくてはいけなかったのは誰だったのでしょう。

 

自分をもっと健康に幸せにしてあげられるのは誰だったのでしょう。

 

 

 

心と体が健康になれなかった原因に気付いたとき、そこから安息が始まります。

 

そこにはもう自分自身を苦しめていた敵はいません。

 

本当はどうすればよかったのか、これからどうすればいいのかと考える自分自身の味方がいるだけです。

 

 

苦しいとき、頑張らなくてはいけないときでも、味方がいてくれたらホッとします。

 

この複雑な社会でも、同じ方向を向いて支え合い、励まし合い、協力し合って生きていける仲間がいたら、したいことがしやすくなっていきます。

 

 

自分が自分を苦しめていた。

もう戦わなくてよかったんだ。

自分は自分の味方だった。

 

その気付きが、心身のとても深い部分の緊張をほぐしていきます。

 

 

リラックスは副交感神経を優位にします。

 

交感神経と副交感神経が拮抗しあうと良い睡眠が得られます。

 

熟睡のとき心身の修復が行われ、朝の目覚めは気持ちよく、そして体も健康になっていきます。

 

 

心と体、繋がっています。

 

 

ほんの少しの体の不調、不快な気持ち。

 

なんでもないわ。と、不安な気持ちをごまかさず

 

自分に無理をさせていなかったか、そっと考えてみてください。

 

 

私たちはもっと自分を大切に、どこまでも愛していい。

私はそう思っています。

 

 

いつも読んでくださってありがとうございます。

 

 

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NPO法人日本心理カウンセラー協会