大切な人の死、喪失感。どうやって生きていけばいいのか分からない

悲しみ、後悔、言葉にならない思い。激しい慟哭と共に広がる喪失感。

その人はいない。それでも自分は生きている。
ご飯を食べ、寝て、ときにはふっと小さなことで笑っている自分への憎悪。悲しくて仕方ないはずなのに、と罪悪感。生きていることが、どうしていいのか分からない。それなのにこのまま悲しみの中にとどまっていたくなる。いっそこのまま時間が止まってくれたいいのに。明日が来るのが、日常が、残酷に思えてくる。

もし、今あなたがそうならば。。。
月並みかもしれない、でも今は、こう言わせていただきたい。

沢山、泣いて下さい。
苦しい。辛い。その慟哭も、後悔も罪悪感も、それは愛していたから。とってもとっても大切な人だったから。

苦しければ苦しいほど、辛ければ辛いほど、大切だった。とても。
苦しみの大きさは愛の大きさ。

こんなにも愛していたんだね。
こんなにも大切な存在だったんだね。

ご自分にそう言って差し上げながら、泣いていいんです。

後悔も罪悪感も辛さの中で思い出し、会いたさに涙するとき、あなたの中にその方はいる。思い出して差し上げることが、その方が生きた証。だから沢山泣いて差し上げて下さい。それは今、あなただけがその方と自分の為にして差し上げられることです。

どんな気持ちでも、わき上がる思いの根底は確かに愛です。

今は残酷な時間も、あなたの思いがあなたにとって深く穏やかなものに熟成されるまで、あなたと共に過ぎて行ってくれます。

今は沢山泣いてください。
苦しいほど誰かを愛せたあなたが、素晴らしい。

こんなにも愛し、こんなにも大切だったその方は、いつの日かあなたの命と共に明日へと向かっていくことでしょう。それはそう遠い日ではありません。

愛と感謝、そして祈りを込めて。