愛には意志がある。
この命で自分の愛を表現しようとしている。
生まれたての命はただ無垢な愛そのもの。
それを見ている誰をも穏やかにさせていく。
そのうち、欲しいものが欲しくて訴える。
『愛して』
本当に欲しいもので満たされないと
悲しくなる、寂しくなる。不安になる。
『愛されていないの?』
そして、怒りが湧いてくる
『なんで分かってくれないの!』
感情を爆発させても満たされないと、諦め自分を傷付け始める。
『愛される価値がない』
それでも生きていたくて、愛されたくて
『自分には何か足りないのではないか』と
物に、人に、薬に、食べ物に依存しはじめ、快楽にふけり、情報に振り回されて、右往左往していく。自分への無関心が始まっていく。
快楽と無関心に浸っているとき、それは本当の苦しみではない。
心身の痛み苦しみとなってそれはやってくる。
『したいことが出来ない』
『したくないことが止められない』
『どうしたらいいのか分からない』
『どうしたかったのかも分からなくない』
と絶望の暗闇で独り立ち止まる。孤独。
これは愛の旅。
『愛されたい』と愛から離れ、ふり幅を大きくしながら、『無関心』という遠いところまで行き付き、長い旅に疲れ果て、ついには帰る方向を見失い右往左往してしまっていた。『無関心』さえも愛に含まれる態度です。
旅はそこで終わりではありません。愛を思い出し、そこに戻るために、すべて自分で選択してきた旅の往路。もう十分遠くまで来た。もう右往左往している時間はない。もう終わりにしましょう。
意志をもって帰ろう。あなたは帰ることが出来ます。
人は真っ直ぐに自分自身に向かう意志を持った時、瞬間に本当の自分と一致します。
そこから、あなたの本当にしたかった、愛の表現である人生が始まります。
人は愛されたくて愛から離れ、自分を愛することで愛溢れて愛に帰る。
自分を愛する。大切にする。もうそれをしてもいいのです。
人は誰でもいつか必ず気付く。それが例え命が終わり魂がこの人生を振り返ったときであって、その気付きは必ず起こります。
この人生で、本当のあなたの人生を、今ここから始めることが出来ます。
早ければ早いほど、愛に溢れ意志をもった人生は長くなります。
暗闇で孤独であっても、手を伸ばして欲しい。藁をも掴む思いで。
ルーム・ソルはその場所にあります。
愛と感謝を込めて
こころとからだのカウンセリング ルーム・ソル
小坂田恵理
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