心は命の声を発する口のようなもの。命に寄り添うようにとても近いところにあって体と共に人としての生命維持活動を行っている。
生命維持活動の中枢は脳幹。それを理性を司る大脳新皮質が覆っている。
まるで包み込むように、守るように。
それは地球との相似形。
生命であふれる地球をくるむ大気。それがなかったら一瞬で生命は終わってしまう。宇宙線や紫外線、X線などを遮断し、太陽の熱を程よく透過し地球の気温を一定に保ち、生命が安心して生きられるように安全な環境を維持している。
生命はむき出しでは生きられない。
ヒトは他の生命よりも複雑なぶん、繊細で弱い。その命をくるむように理性はある。外からの刺激を跳ね返し守り、必要なことを取り入れて育む。命にはその愛が必要なのです。ヒトが人として生きていくには愛されることが必要なのです。
命をくるむように成長した理性は、安全な環境で安心して成長できるように考え協力する、我が命の味方であった。
しかし、この複雑な社会で多くの理性は暴走し、本来の役割を見失ってしまった。
もう、自分が自分を、自分の命を傷つけてはいけない。痛み苦しみは命の危機です。
正しい理性の役割に気付き、自分を大切に、愛して欲しい。その瞬間、見守られ、応援し、励まされる、痛み苦しみのない、絶対的な安心の中で生きていけるその喜びが実現します。
そのとき、地球もまた、そうなる。相似形は共時性を伴っている。
それは、あなたから始まります。
愛と感謝を込めて
小坂田恵理
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