先日の2月8日、鎌倉にある荏柄天神さんでの針供養に行ってきました。
小高い森の中に小さく鎮座する天神様の境内には紅白の梅があり、社紋も梅の花。
赤いお社の扉に、五枚の花弁が切り抜かれていてとても可愛らしい。
お祓いを受けると最後のお清めに梅酒が盃で配られるのですが、これがまた美味しいのです。
この梅酒の為に行くと言っても過言ではない私です(笑)
なんでもこの境内でとれた梅で造る門外不出の梅酒だとか。
梅酒を頂き、体内から梅になり、境内を見渡し、一年を想像する。
梅の花が咲き、梅がなる。
それに人が関わり、梅を愛で、梅を獲り、梅を摂り、梅に祈り、感謝する。
梅を大切にし、また花が咲く。
全てが簡潔に、完結している小さな世界。
そして、深く、高精度。
私も今、そんな暮らしにシフトしていることに気付き、愉快になる。
私のシンボルは何だろう。そんなことをつらつら考えながら帰宅しました。
梅と戯れたほんのつかの間でした。
愛と感謝を込めて