三寒四温という言葉がよく当てはまるこの時期。
一雨ごと季節が動いていきます。
美和の家の庭や畑にも、花たちが遠慮しながら一つ一つ咲いてきています。
今日は花図鑑~春②をおとどけです。
【クリスマスローズ】
いつかは植えたいと憧れていた花の一つ。先日訪れた園芸店でも満開で並んでいて、この花が庭に沢山咲いているイメージを楽しんでいたら、次の日に、突然に、前触れもなく(気が付いていなかっただけ)、庭の片隅で咲いていました。奇跡です。
花言葉:『私の不安を和らげて』『慰め』
うつむき加減でひっそりと、品のある存在感。修道女のようですね。
【ヒマヤラユキノシタ】
写真では判りずらいですが、地面に張り付く丸い大きな葉っぱの中央に花がついて、これがどんどんお日様に向かって伸びていくらしいです。
庭には正体不明の植物たちが沢山あるのですが、今や写真をアップすると名前を教えてくれるSNSもあり、すぐに名前が判明するのでとても助かっています。
ヒマヤラユキノシタもそこで教えてもらいました。
花言葉:『秘めた感情』『順応』
夏の間は青々としていた葉が赤くなってきたので刈り取ってしまうおうかと思っていたのですが、思いとどまってよかった(笑)こんな可愛らしい花を秘めていたなんて♪
【藤五郎梅】
伯父の生前に、この梅の種類をきいたところ
『ヨゴロウウメ』と教えてくれました。
しかしそのときの伯父の表情から、どうやら裏覚え、または忘れたがそうは言えなくて、記憶をたどり音を紡ぎ合わせて『ヨゴロウウメ』と言ったのだろうと感じておりました。
調べてみるとやはり『ヨゴロウウメ』という品種はなく、近い名前が『藤五郎梅』で花も時期も似ていましたので、たぶんこれではないかな。
ただ、伯父に敬意を表して美和の家では『ヨゴロウウメ』と呼んでみようと思います。
花言葉:『気品』(白梅のみ)
【馬酔木(あせび)】
こちらはツツジ科の低木です。
これを馬が食べると酔ったようになるからこの漢字が充てられたとか。
和名の「あせび」とは、葉や茎などに有毒成分を含んでいることから「足しびれ」が転訛したともいわれています。
んー試してみたい。
ふんわりと素朴な香りがします。
今の時期は散歩をしていると、刺激的な夏の花の香とは違い、気のせいかな?と思うような仄かな香りに気づき、そのたびに気持ちが弾んできます。
花言葉:『犠牲』『献身』
花言葉は各国の神話や逸話に基づいたものが多く、言葉の裏にストーリーがあるので興味のある方は調べてみてくださいね。
【椿】
写真を撮ったころは蕾でした。毎朝、咲いては落ち咲いては落ち。はかなさを見せてくれます。
好きな花の一つです。
花言葉:『控えめな素晴らしさ』『気取らない優美さ』『謙虚な美徳』
葉の影に隠れるようにして咲き、その途端に花全体がぽとっと落ちる。地面に落ちなお咲き続けている。
椿は落ちてからもまた花のなのだ、とふと思う。
【ブドウヒヤシンス(ムスカリ)】
とても小さな小さな花。
それでも春先の庭では大きな存在。
地面にとても近いので良いアングルで撮影するのが難しかった!
花言葉:『失望』『失意』
傾斜地の土留めになったり草除けになったりとても助かる植物。この花言葉も神話からくるものだろうけど、もっと肯定的な言葉にしてあげたくなるあ。
『得意』とか『有益』とか。
【イヌサフラン】
一輪、倒れこむように咲いていました。
イヌサフランとは和名で、イヌとは「異なるもの」「似て非なるもの」という意味。サフランとは似てるけれどまったく違うそうです。
このイヌサフランには毒があり、犬が食べると危険だから犬サフランかと思っていたので軽く衝撃(笑)
花言葉:『危険な美しさ』
魅せられた人を駄目にする美しく病弱な貴婦人って感じね(笑)
【バイモ(アミガサユリ)】
小さな花です。蕾の頃から下向き加減。咲いても下向きだったので暫く咲いたことに気が付きませんでした。
春の花たちは控えめですね。
そして美しさを秘めています。このバイモも花の内側は紫色の綺麗な網目模様なんですよ。
花言葉:『謙虚な心』『才能』
「才能」の花言葉は、乾燥させた地下茎が貝母と呼ばれる生薬として咳止め、止血などに用いられることに由来するとか。まさに隠れた才能とそれを見せない謙虚さ、まさに、ですね。
花たちはただそこに在るだけなのに、古来から私たちはその姿に言葉を重ね、生きる姿勢を学んできました。
喜び、幸せはとても身近にあります。
物事に正解はありません。
大切なのは『感じる』ことです。
自分なりに感じ取ったことが自分にとっての正解です。
物事はすべて、求めれば遠くなり
見ようとすれば見えてきて
在ると思えば、実現します。
美和の家で過ごすうちに、それはさらに実感する毎日です。
花たちはまだまだ順番待ちしています。
次回の花図鑑もお楽しみに♪
読んでくださってありがとうございます。
愛と感謝を込めて