田舎暮らしは忙しい、と先日のコラムでも書きましたが、週末はより忙しいのです。
80,90歳代のお年寄りがお元気で畑仕事をしているこの地域では、70歳代は若者と呼ばれ、平日は仕事、夕方や土日は畑や家の仕事や地域の活動と、これまた良く働いていらっしゃる。
50歳代の私たちなんてまだまだひよっこで、週末になると若者によってあちこちと駆り出されるのです。
見知らぬ私たちにも声をかけてくれる、必要とされるって嬉しいものです。
先日も、知らぬ間に夫婦ともにメンバーに組み込まれた(笑)、新設のボランティアグループの始動の作業に参加してきました。
ボランティアの目的も何をするかもわからないまま橋の下の河原でメンバーさんたちに合流し、作業開始。
作業しながら発起人さんからなんとか聞き出し分かったのは、橋の上から見える綺麗な景観を作る、そのためにまずは河原を掃除してこれから花の種を蒔く、という作業のようです。
なるほど、なるほど、それはとても素敵。
完成イメージのスケッチまで見せてくださって、私のやる気も倍増!
ゴミを拾って
流木を集め
枯草を刈とり
燃やして燃やして
河原の石ころの上を歩くのがなかなか大変で思いのほか体力を奪われましたが、動いた分だけ確実に成果が見える作業はやりがいがあります。
発起人さんや他のメンバーさんは、ここで育った幼馴染または同級生。
息のあった作業であっという間に河原は綺麗になりました。
Before
After
一人より二人、とはよく言いますが、人の力とは本当にすごいものです。
それも発起人さんの、お世話になったこの場所に何かをお返したい、という気持ちとその自分を応援したことから始まったのです。
この世界、全ては誰かの気持ちの顕れ。
一人の内側から湧いてくる気持ちが全てを創っています。
それが自分を動かし、人をも動かし、感動を起こす。
その循環。
そんなことを考えていると、いつもよりも景色が輝いて見えてきます。
そして、作業の終わりはメンバーさんの経営するキャンプ場の作業小屋で打ち上げ。
ここまでご一緒していても気が付けばまだ半数近くお名前が分からない(笑)
名前を知らなくても仲良くなれるって幼稚園生みたいです。
若者もひよっこもみんな同じ、心ひとつ。
今日も読んでくださってありがとうございます。
愛と感謝を込めて