梅が届きました。
梅仕事の季節ですね。
小さなころから手作りの梅干しを食べていたので私も毎年、作るようになりました。
庭があって梅の木があって梅の実が採れる。
一昔前はそれが当たり前だった光景。
いつかそんな生活に移行するつもりですが、マンション住まいの今は農薬肥料不使用の自然栽培の梅を毎年購入しています。
梅干しは梅と塩だけで作ります。
塩による浸透圧によって梅から果汁が出て、それが梅酢となるのです。
この梅酢にこそ梅と塩の酵素やミネラルが溶け込み身体によい、と聞きます。
酸っぱくて、しょっぱくて、香りがある。
梅酢は一年を通して万能な調味料、そして体を整える常備薬として我が家でも大変重宝しています。
市販されている梅干しは大量生産故に農薬使用している。その農薬は梅酢に溶け込むので梅酢は捨てられるそうです。
健康に良いとされている梅干しなのに、一体何を食べていたのでしょうね。
一つのことを知ると全体を見ることが出来、本質を知ることが出来ます。
梅酢に限らず、こうしたことは沢山あります。
大量生産は企業努力です。
良いものを安く大量に、と望んだ消費者に応えてきた。
気持ちに応えようとする技術者たちに愛が無かったとは思えない。
お金と権力、力によって本質から遠ざかるのは人の世の常です。
その根本で、望み、手にして、もっと欲しいと、望み続けてきたのは誰だろう。
手に入らなければ、努力が足りないといい、
品質が悪いと聞けば、だまされたという。
私たちはいつからこんなにも幼稚になってしまったのでしょう。
今の世の中は、私たち一人一人が望んだ結果です。
今や政治や企業は、人々の健康と幸せとは違う方向に進んでいる。
だからこそ、政治が悪いとか、企業が悪いとか、農薬が悪いとか、そんなことよりも、今、目の前のこと、自分自身を一人一人が考えることが大切です。
聞いただけ、見ただけ、読んだだけの情報が真実であるとは限らない。
心も体も、思考停止状態が最大の病です。
一つ一つに疑問をもって、考え、選択しなおす。
それが生き方を治し、体を治し、環境を治していきます。
私たちの体は環境の縮図です。
体は生き方の結果。
生き方は考え方。
耳を澄ませて、目を凝らせば、すべてはそれを教えてくれます。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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NPO法人日本心理カウンセラー協会