「あなたはずっと自分の好きなように生きて来たでしょ」

 

ずっと以前に、知人から言われたときのこと。

 

 

すぐに返事ができませんでした。

 

 

そうでもなかったような気がするし

 

そうだったような気もする

 

 

思い出せば、確かに私は幼いころは我儘で周囲を困らせることも多かった。

大人になってからも我儘と自由の違いに気が付かず、自分のしてきたことの結果に苦しむこともあったけど、なんとか乗り越えてきた。

 

 

嫌いなことをしてきたかというと、そうでもない。

やってみようと思ってやってみたけど、何かが違うと思い、止めただけ。

苦しい状況にずっと自分を置いておくことが出来なかった。

嫌いになったのではない。他にもっと好きなことを見つけてしまっただけだった。

 

そうして、好きなもの、好きな人との出逢いと別れを繰り返し

今、好きな人と好きな場所で好きなことしかしていない。

 

 

確かに、自分の好きなように生きて来た、あの人の言うとおりだ!と合点がいきました。(笑)

 

 

 

そして、そのときすぐに答えられなかった本当の理由は。。。

 

言われたその瞬間、

「苦労が無いように見えるのかしら、そんなことないわ、私だって。。。」

 

と少し穿った気持ちになったことです。

 

 

苦労が顔に出るほど今は大変なこともない。

 

苦労してこそ人生だ、とも思っていない。

 

 

でも穿った気持ちになったのはどこかで「人は苦労してなんぼ」というような思い込みがあって、自分を評価してもらえなかった、よくわかって貰えていなかった、薄っぺらい人間だと思われている、と勝手に自分に価値判断を下していたのです。

 

 

誰もそんなこと言っていないのに!

 

 

まだまだ無意識に潜んでいた思い込み、既成概念。

 

それらの縛りに気付くと、楽になる。

 

 

なんだ、わたしったらばかみたい!

 

 

今、苦労がなく幸せで健康的に見えるなら、過去を乗り越え、そこから創ってきた自分自身の幸せと健康が実現しているということ。

 

いまではあの一言、実はとても褒められたのではないかと、思うのです。

 

 

今度そう聞かれたら、

はい、自分を大切にしてきましたから!

と事実をちゃんとお伝えしようと思います(笑)

 

 

今日も読んでくださってありがとうございます。