「健康や幸せは当たり前じゃない」
「幸せや健康は有難いことなんだ。感謝だ」
いつまでそんなことを言っているのだろうと、私は思う。
幸せ、健康。それらを実現することがあり得ないくらい難しいことだとしたら、私たちは一体何の罪を背負っているというのでしょう。
それらがとても難しいこと、あり得ないことだと一体誰が決めたのでしょう。
そんなことを言って利益を得るのは、誰でしょう。
そして感謝は気持ちです。湧いてくるもの。しなくてはいけないものではありません。
実は、幸せであること健康であることの方が当たり前です。
より健康に、より幸せになろうとすることは、命と魂のある人間にとって本来当たり前の方向性なのです。
私たちは永いこと間違っていたのです。
どんな生き物も、破滅を前提に生きようとはしていません。
生き物は全て生きる為に、出来るなら長寿と繁栄の為に、必要なものを携えている。
人はそれでは不足だと勘違いし、何かを求め、何かを付けたし、不安になる。
自分を外見で価値判断し、狭い箱に閉じ込めてしまう。
自分自身を弱らせてしまうことそれ自体が不自然、生き物としてはあり得ないことです。
あり得ないことをして気付くのが人間。
本来の自分で良かったんだ。と。
そして、そこから解放されたときに喜びを感じる。
そしてその解放感、カタルシスの中毒になってしまい、繰り返し繰り返しここまで来てしまい、まるで生き辛いのが人生だと思うようになってしまった。
誰かの何かのきっかけはあったかもしれないが、最終的にそこから抜け出したのは自分自身です。
もっと言えば、その苦しみを与えたのも自分自身です。
開放された喜び、当たり前にあるものを知るためにそうしていた。
解放されたら、ただただ未来へ向かう正しい道を見据えて自分と共に歩むだけだったのです。
種が花を咲かせようとするように。
鳥が空に向かって行くように。
魚が水を泳ぐように。
自分が自分の味方である。
心と頭と体が一致している。
これが本来の私たちの姿です。
私たちも本来の姿で健康で幸せであることが、当然の姿なのです。
魂は生きる体験を重ね知恵を蓄える。
命は生きる目的の為に健康になろうとする治癒力を備えている。
病気やケガがあっても治そうとする力があり、困難があっても乗り越える力がある。
幸せになろう、健康になろう、としている魂や命の向かう目的に沿っている。
花も、木も、鳥も、人も、あなたも、生き物は全てその力を持っている。
今、不幸せや不健康さを感じているとしても、諦めないでほしい。
ここまで来た力がある。
今ここから自分自身へ不自然なことをしていたことに気付き、本当にしなくてはいけなかったことをしていく。
あなたの本質に気付き、あなたになろうとしていく。
そんな健康も幸せも、特別なことではありません。
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NPO法人日本心理カウンセラー協会