あんなことしなければよかった
こうしておけばよかった
生きていれば、そんな思いの二つや三つ、いやいやそれ以上にあるでしょう。
後悔のない人生はありません。大切なのはその後にその経験を活かしていければよいのです。
しかし、
後悔したくない、と思うあまりに周囲の言うことや情報を聞いていくうち、自分がどうしたいのかが分からなくなってしまいがち。
あの人がこう言っているから
あの人はきっとこう思っているから
と、だれかの為に、を考えているとき
だから自分もこうするべきだ、と
自分の気持ちを置き去りにしていませんでしたか。
最後は、本当はそんなことしたくなかったのに。。。と、嫌な気持ちが湧いてくる。
誰かの気持ちで動いてしまうと、最終的に誰かのせいになってしまいます。
これからは、たとえ後悔したとしても
『あのときはあれでよかったんだ。これからはもっと上手にやってみよう』
と、失敗をこれからに活かせることが出来たらいいと思いませんか。
そのために日頃から、自分の気持ちを疎かにせず、最優先に気づいていきましょう。
周囲の意見や情報はありがたく参考にして、本当は自分はどうしたいのか、と、気持ちを静かに受け止め、どうすればそれを実現できるのか、考えてみる。
最初は自分の気持ちが分からないかもしれませんが、ゆっくりでいいのです。
例えばAかBの選択をしなくてはいけないとき、Aになったとしたらどんな気持ちか、Bではどんな気持ちか、それを想像し、気持ちを素直に感じてみましょう。
良い気持ちなのか、嫌な気持ちなのか、その二つだけで大丈夫です。
良い気持ち、とは、嬉しい、楽しい、勇気や希望が湧いてくる、落ち着いてくる、そのような気持ち。
嫌な気持ちとは、苦しい、悲しい、不信感、否定的な考えや、~しなくちゃという考えが湧いてきてしまう。そんな感じ。
自分の気持ちがわかったら今度はどっちを選ぶか考える。
好きな方を選んで楽しむ
嫌いな方を選んでチャレンジする
どう選択しても良いのです。
自分の気持ちを受け取り、そして自分の思考で決めたのなら、結果はどうであれ最後はきっと
『あのときの最善の選択をしたんだ。これでよかったんだ』と自分で思って差し上げることも出来るでしょう。
冒頭で、後悔のない人生はありませんと書きましたが、これから後悔のない生き方をすることは誰にでも出来ます。
実は後悔も、自分が後悔だと決めてしまっていただけなのです。
同じ経験でも、自分を成長させるためのチャレンジだったと思えば、それは後悔ではありません。
体験を後悔とするのか、学びと受け取るのか。
どちらが自分にとって勇気や希望や落ち着きをもたらしてくれるでしょうか。
後悔しない生き方も、幸福や健康と同様にやはり自分自身が創り出していくものです。
人は誰もが例外なく、とてつもなく苦しい状況であっても前を向き今を生きる喜びを見出すことが出来る、強さとしなやかな精神を持っているのです。
私は、意識の奥深くの本当の自分が、成長のために様々な体験を自ら選択していると考えています。
それを意識し自覚している人は、後悔と言う言葉を選択していないだけです。
人生は自らが創造しています。
あなたは目指すもののために、これから何を選択していきますか。