2020年に茨城県県北にある過疎地域に引っ越し早いもので4年が経ちました。

 

ここでは桜もさることながら、近所の老人会の皆さんが水田を整備して作った「水芭蕉の里」では今、水芭蕉が満開です。

 

水に、土に、植物に触れ、助け合う人々の中で暮らすことは私たちにとって学び多い豊かなもので、未だに毎日新鮮な気持ちを味わっています。

 

こんな環境だと心が疲れることもないよね、とか

自然に触れていれば心理カウンセリングなんて必要ないんじゃない?と言われることもよくあります。

 

そうかもしれません。確かに自然に触れることや日常と違う景色や作業は、気分転換にもなり、自身に気付くための要因の一つです。

しかし、どこで、どうやって、ということが必ずではないのです。

 

ほっ、とする

あっ、となる

その気持ちは何処で起こり、誰が感じたのでしょう。

 

ためになる何かを探し、疲弊した心身を連れ出して、勇気を出して新しい体験をさせてくれたのは、最終的には誰だったのか。

 

突き詰めれば、やっぱり自分が自分を助けたのです。

自分が自分を助ける。

私たちはそれができるのです。

もっと言えば、真の救いはそこにあるのです。

 

自然のなかにいたとしても悩みを深める方もいれば、都会の中で生き生きと過ごしている方もいらっしゃいます。

 

何処であろうと、何であろうと、真は同じことです。

 

自分が自分を助ける。

 

それが大切です。

 

今ひと時、そっと自分自身に気持ちを向けて、春の善き日を過ごしてみませんか。

読んでくださってありがとうございます。