2019年。皆さまはどのようなお気持ちで新年を迎えられたのでしょう。
ルーム・ソルは今年も通常通り、お一人様お一人様へのカウンセリングを心を込めて行って参ります。
当ホームページやコラムから心に留まることがありましたら是非、ご連絡ください。
さて、今日のテーマ、現実問題と心の問題。
例えば買い物依存症。
必要としないものまで多数購入してしまったり、衝動的に高価なものを購入し、後悔してしまう。
そして経済的に破綻する可能性があると分かっていても、平常心を失って買い物をしまう。
重度、軽度の違いはあれど、心当たりがある方は多いのではないでしょうか。
ストレス発散だ~! と楽しくお買い物が出来ているのならよいのですが、
やめようと思っていてもやめられない。
どうしても衝動が抑えられない。
楽しいはずのお買い物なのに、嫌な気持ちの中で行っていませんか。
さらには、自分のお財布の範囲でならまだしも、とうとう家計の破綻をきたし、自己破産にまで及ぶといった現実問題にまで発展していくケースもあります。
作ってしまった借金の返済、社会的信用と引きかえの精算。
それらは現実問題の解決となっていきますが、所詮結果への対応であり、根本的解決にはなりません。
現実的な問題、借金の返済、社会的信用の復活などは、法に従ったり専門家に意見を聞いたり、粛々と行動するのみです。
そして出来ればその中で、ご自身の内面にも目を向けていっていただきたい。
何故なら、その問題を引き起こした根本原因は、自分自身にあるからです。
そうしないといられなかった。。。
いけないと分かっていてもやめられなかった。。。
このままでは大変なことになると分かっているのにやってしまった。。。
『やめたいと思っているのにやめられない』
それは心が不健康なのです。
買い物でも食べ物でも恋愛でも、依存症といわれる行動は、心の隙間をモノやヒトで埋めようとする、愛の枯渇からくるものです。
心に隙間が沢山あって嫌な気持ちがそこに湧いてくる。だから生きるのが辛くって怖くって、その隙間を何かで埋めたかった。
愛が足りなかった。
ここのコラムでも何度も書いていますが、心の隙間はモノやヒトでは埋まりません。
心の隙間を埋めるのは、ただただ『愛』と呼ばれるものなのです。
何かを食べた時の美味しさ、うれしさ、楽しさ、誰かと共有する喜び。
何かを手にした時の高揚感、誇らしさ。
心が欲しいものはそうした、心地よい『気持ち』。
自分を喜ばせてくれる。
うれしい、ほっとする。
大切にされている。
ああ、生きていっていいんだな。
そんな優しい気持ちを愛といいます。
自分が優しい気持ちになるように、誰かが優しい気持ちになるように考え行動する。
それが愛するということだと私は思うのです。
心に、優しい気持ちや心地よい気持ちが増えていけば増えていくほど、嫌な気持ちは湧きにくくなります。
嫌な気持ちが湧きにくいほど、心は健康です。
健康的な気持ちと、自分を応援する思考とで、今と未来を創造していくのが健全な生き方です。
カウンセリングとは、目の前の問題を解決することではなく、その問題の根本に気づき、未来に生かしていけるよう、気持ちと思考を一致させることです。
現実問題と心の問題を分けながら、根本解決を図ることで、今までの苦しみを繰り返さず、それらを活かし、より豊かな毎日へと切り替えていくことができます。
目の前の問題は、どんなことでも、自分自身の人生の結果であり、これからの糧となります。
対処だけで終わらせず、これを機にしっかりと内面に目を向けて参りましょう。
ルーム・ソルは、今年も皆様の健全な生き方へのターニングポイントとなるべく進化を続けてまいります。