新しい一年が始まりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
去年今年 貫く棒の 如きもの
有名な高浜虚子の句です。
人は時間や場所などで区切りを付けたがるが、本来一本に貫く棒のように断つことは出来ないものだ、と人間の心情と時間の概念をたった17文字で表してしまった凄みのある一句です。
毎年年末になると思い出すあたり、私もまだまだ区切りを付けて色んな安心を得ていることに気が付きます。
時間が棒のように一方向に流れている、もしそうならば、やはり過去は過ぎ去るもの。
過ぎ去った経験を力にして、希望という未来からエネルギーを貰い、人は前を向き今を歩いていく。
これが自然な姿。
植物は良い頃合いになれば、自然に芽を出し花を咲かせる。
当たり前でありつつも、その姿は人に癒し、希望、勇気を与えます。
複雑な社会に生きている人間も本来、自然の一部。
健康でいよう、健康になろう、とする当たり前の力があります。
心と体そして生き方をより健康にしようとすることのほうが自然で、生き易い。
そんな人は周囲へも健康的な影響を与えます。
健康であると、したいことがし易くなり、出来ることも増えていき、幸福感が増していきます。
今、もし生き辛さを感じているならば、それはご自身にとって不自然なことをしているということです。
その不自然さが、心身の痛み、苦しみ、病を生みます。
心を健康にすると身体も健康になっていきます。体調不良の原因も心にあります。
人それぞれ症状は別であっても、原因はたった一つです。
その原因に気が付くことで自然治癒が正常に働き始め、
ご自身にとって本当に大切なことをし始めることで心身そして共に人生も、日々どんどん健康になっていきます。
命の中にある貫く棒は「生きる」という方向に当たり前に向かっている。
今、痛み苦しみを抱えている一人でも多くの方に、健康になるんだ、治るんだという実感を得ていただきたい。
私の変わらぬ願いです。
全ての命が、もう同じ痛み苦しみを繰り返さずに命の営みを永遠に続けていける。そんな未来を一人一人の心の健康から実現しています。
愛と感謝を込めて
こころとからだのカウンセリング ルーム・ソル
小坂田恵理
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