自分の内面と性向に合致した運命になっているならば、その運命にそむいてはいけない。
ヘルマン・ヘッセ 「人生の言葉」からの抜粋
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『過去の自分に振り回されない』の記事で、過去に決めたことは変えられる、運命と思い込み未来を諦めないでほしい、と書きました。お時間があれば、そちらも合わせて読んでください。
『こうしなくちゃいけない』『こうあるべきだ』という概念、思い込みが自分自身を苦しめます。
その自己虐待に気付き、自分を大切にしていくことで、そこから心は急速に健康を取り戻します。
インナーチャイルド、アダルトチルドレンと呼ばれるものも、特別な施術を行わず日常の中で心を成長させていくことが出来ます。
委縮していた状態からリラックスを深めていった心からは、本当の気持ちが湧いてきます。
『こんなことしたかった』
『あんな風になりたかった』
『これがしたい!こうなりたい!』
それが希望です。
自分の心を健康にすることで自分自身の味方になる練習をしてきたからこそ、そのときに最大の応援をすることが出来ます。
『それいいね!やってみよう』
『きっと出来る』
『今まで色んなこと乗り越えてここまで生きて来たんだ。きっとこれから何があっても大丈夫』
成長した健康的な心で、そう自分を信じることが出来ます。自分の気持ちに気が付いて差し上げる、またはそうしようとするその瞬間こそ、内面が一致している状態なのです。
本当の自分を分かって貰えた安心感。それこそが自己愛。
心が、命が本当に欲しかったものは
愛する気持ち。
運命というものがあるならば、それは、過去を生きて来た自分自身が今、目標をもったとき、そこに向かう途中で起こることこそが運命なのだと思います。
運命は自分で決めた道の途中にあって、その時どうするかさえも自分で決められます。
乗り越えようと決めたら、乗り越えることが出来ます。
これは違う、と思ったら、また道を変えてもいいのです。
全ては愛する自分が決めたことなのですから。
ルーム・ソル 小坂田 恵理