「近所の方々に悪口を言われているのではないかと不安で仕方ない、カウンセリングが必要でしょうか」
と、子育て中の専業主婦の方からお電話を頂きました。
ぐるぐると頭の中を巡る不安は本人を疲れさせ体力をも奪い、とてもお辛いことです。
「何か我慢をしていることはありませんか?したいことをしていなかったり、したくないことをしていませんか?」
「・・・・はい。あります。昼寝をしたいのに、あれをやらなくちゃ、これをやらなくちゃと色々気にしてしまって昼寝を我慢しています」
主婦業は24時間。家族のことを考えて、家族優先で動きます。自分のことはいつも後回し。順番はいつになってもやってきません。
この方も良い妻、良い母であろうと一生懸命だったのでしょう。
「ご自身が何を我慢しているのかを分かろうとするだけでもいいんですよ。あぁ私は昼寝したいくらい疲れているんだな、と思って差し上げて下さいね。それだけでも心は休まります。安心した心からは不安は湧いてこなくなります」
とお伝えしましたら、
「そうですね、そうですね。私とても疲れていました。自分でしたいこと諦めていました。これから昼寝します」
と明るくおっしゃいました。
ご近所さんが悪口を言っているのではないか、と妄想してしまうその不安は、心からのサイン。
心は気が付いて欲しかったのですね。
自分が毎日とっても頑張っていること、疲れていること、ほんの少しだけでいいから自分のための時間が欲しいこと。
もっと自分を大切にして欲しいこと。
本当の気持ちに気が付いて差し上げると、心は落ち着きます。自分を困らせる自分からのサインは必要なくなっていきます。
ご自身を大切になさってくださいね。
そうお伝えし、お電話を切りました。
ルーム・ソルの電話窓口はただご予約を受けるだけではありません。もしかしたらお電話でのお話だけで済む場合もあります。
その上で、もっと深く心を理解したい、根本から改善したいと思われたら、そこからじっくりとカウンセリングを受けるかどうかお考えになってください。
お一人で悩まれていたら、まずはご遠慮なくご連絡ください。お力になります。
ルーム・ソル 小坂田 恵理