幼いころにいじめ、虐待、両親の不仲など辛い体験をした方の中には、それを「大したことない」とご自身に思い込ませながら、明るく振る舞い生きている方がいます。

 

もう過ぎたことだし今はもう、大したことない

 

誰かに比べたら私の経験なんて、大したことない

 

確かにそうなのかもしれません。そしてその思い込みは、身を守りそこで生きていくために必要だったのでしょう。

 

でも、本当は

 

とっても悲しくて

とっても寂しくて

とっても辛くって

とっても苦しくって

とっても悔しかった

 

・・・のではないでしょうか。

 

その気持ちに蓋をして「大したことない」と思い込ませてきたけれど、あのときの感情はそのままそこにある。

 

そして大人になり、あなたが自由に生きようとするとき、その過去の気持ちが溢れようとします。

 

フラッシュバック

手の震え

ひどい緊張

過食、拒食

自傷行為

人間関係の悪化

うつ的症状

身体症状

・・・

 

表れ方は人それぞれ。心の叫びは様々な問題であなたを悩ませることで、訴えてきます。

 

本当はつらかったよ

 

寂しかったんだよ

 

悔しかったんだよ

 

わかって欲しかったよ

 

抱きしめて欲しかったよ

 

もっともっと大切にされたかった

 

もっともっと愛されたかった

 

今、蓋をあけ、過去には様々な感情があったことに気付こうとしてみてください。

 

それだけでも心は落ち着いていきます。

 

そして出来れば

 

「あのとき私は頑張ってた」

 

「今まで頑張って生きてきたな」

 

とご自身を思って差し上げてみてください。

 

気持ちを知るのは恐怖と対峙するようでとても怖いかもしれません。

 

でも、それは目の前の現実ではありません。もう通り過ぎたこと、あなたはすでに乗りこえてきたのです。

 

今はそう思えないかもしれないけれど、次第に次第に、本当に「大したことない」ことになっていくでしょう。

 

そこから、あなたの本当の人生を歩んでいきませんか。

 

もし、お一人では難しいと感じたら是非、心理カウンセリングの扉を叩いてみてください。

愛と感謝を込めて
ルーム・ソル 小坂田 恵理